垂直都市に降る雨

東大院卒が綴る思索の影_記事の内容は全て個人の意見です。

自分の見たアニメを整理する回:2

自分が今まで見てきたアニメを整理して列挙しておくリスト、後編にするつもりが量が多すぎて勝負にならないので中編を入れます。
数が多すぎたので前中後編で区切るのは廃止。

ここからは最近の雰囲気が強いものが多くなります。

 

デジモンテイマーズ

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デジモンシリーズはこれ以外一切マトモに見ていない。とりあえず女の子とレナモンのペアが大好きだった。

 

ハチミツとクローバー
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主役の女の子の演技がどうしても受け入れられなくて途中で挫折。神谷浩史に杉田に藤原啓治と、強力な面子が勢揃いしている豪華キャスト…なんだけどどうしても主役の女の子の演技がヤバい。

交響詩篇エウレカセブン
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我が人生における最高の聖典の一つ。
空から女の子が」・「ロボットと一緒に」・「主人公の目の前に落ちてくる」というロボットアニメにおけるボーイミーツガールの決まりパターンを作り上げた劇的なヒロインの登場に始まり、演出が最強に上手い。あの登場シーンを見た視聴者は例外なくエウレカに恋してしまうはずであると断言できるぐらい好き。
登場人物たちのファッションからロボットのデザイン、カラーリングに至るまで、従来の「熱いロボットアニメ」とは一線を画すスタイリッシュなデザインになっており、空中戦主体で展開される戦闘シーンも凄まじくかっこいい。

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本作の最大の特徴は何といっても「演出」にあると思っている。第一話のエウレカの登場シーンから最終話に至るまで、どのタイミングで登場人物たちがどういう行動を起こせば視聴者の心の琴線に触れるだろうか?という事がかなり真面目に計算されて作られている。真面目に見ていったら、第一話でエウレカに恋してしまうレントン少年の気持ちそのままに視聴者たちも彼女に恋をしてしまうのだ。

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またレントン-エウレカというメイン主人公カップル以外にもアネモネ-ドミニクという第二のサブ主役級カップルが用意されており、こちらは強烈な悲劇と戦火の中で結ばれるカップルとなっている。主人公たちのクソみたいなイチャイチャについていけない視聴者はこちらを応援するようになる。構造的に視聴者が相当斜に構えて見てもある程度対応できるような仕掛けをキャラクターで作ってある。

※劇場版は信じがたいほど出来が悪いので割愛。二期であるAOはまだ見てないけどやたらに評判が悪い。ゲーム版は面白いけど難易度が物凄く高い&エウレカがほとんど登場しねえのでロボットゲーム好きじゃないとお勧めできない。

忘れもしないあれは日曜日の朝、テレビをつけたら終盤の話で女の子が人体実験されてドヒャアされるシーンがいきなり映って「これはなんや、日曜朝からこんなもん放映してええんか…」と思ってその場はすぐにチャンネルを変えたのがそもそもの切っ掛け、そこから4年ぐらい経過して「あ、あれ見てみよう」と思って見たらドハマりして現在に至る。まあ文学からアニメに至るまでなんでもそうだが、食わず嫌いは良くない。

苺ましまろ
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元祖ロリコン幼女萌え変態オタクキモイ死ね作品第三弾。女の子はとにかく可愛いです。それを否定する事は最早誰にもできん!幼女は人類共通の宝だ!はい。えーと、ロリコン的側面ばかりが強調される作品であるが、その実内容的には女の子たちによるシュールなギャグ作品であり、殊更可愛らしさを強調するというよりはギャグのため最適キャラクタとして幼女が投入されているに過ぎなかったりする。

地獄少女
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「いっぺん死んでみる?」でお馴染み、ダーク能登麻美子のダーク開花作品。話の筋書きは平凡であるが全体的に作りが丁寧。まだ声優としてあまり技量が上がっていない頃の新人声優・水樹奈々が幼女役で登場していたりするので油断できない。

ARIA The ANIMATIONf:id:weaverbird:20160919025545p:plain
史上最強の精神安定剤。日本が世界に誇る映像型精神安定剤とはこの事である。どんなに忙しいときでもこのアニメを見ると精神的なリズムがゆっくりに戻る。場面展開から一つ一つのシーンまですべてがゆっくりで、美しい世界観の中で癒されるようなシーンの塊である。
主人公たちは観光惑星化された火星の水上都市でゴンドラを操る水先案内人…とか言うと物凄いSF感のある設定であるが、そんなSF設定とか実際どうでもいい。とにかく癒しを求めて本作を見てくれればとにかく癒される。そんな作品。
主人公たちは一期ではまだ殆ど遊んでいるだけみたいなものだが、二期・三期と進むにつれて一流の水先案内人として成長してゆき、一人の少女から立派な女性へと成長してゆく。その成長を見守るのも見所の一つ。

舞-乙HiME

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とりあえず可愛い女の子がバンバン戦うと思ってくれれば何も問題ない。進藤尚美演じる京都弁女と千葉妙子演じる黒髪クール系女子の絡みが百合百合しくてよい。設定が毎度毎度猛烈に変わるのでよくわからない。

Fate/stay night

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川澄綾子と聞くとまずはFateかなと思う。作画が破滅しているバージョンやらufotableによる超キレッキレ作画のバージョンとか色々な物があるが、とりあえず女騎士はカッコいい&エロいと言っておけば9割ぐらい正解。

Ergo Proxy
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海外では結構評価されているのに日本での知名度ゼロという極端すぎる作品。エンディングテーマで使用されている楽曲は何とRadioheadである。当初楽曲の使用に難色を示したRadioheadを説得するためにプロデューサーがわざわざ渡米して頼み込んで楽曲を使わせてもらったとかなんとか。
内容としてはディストピア哲学SFという感じで、主人公の「存在そのもの」に対して疑義を投げかけるような嫌な展開がひたすら連続する。立場を失い、自分の支えとなってくれた者に裏切られ、居場所も失い、友も失い、そして最後には自分が誰だか分からなくなるような事態が発生して、それでもお前はお前であるか?という嫌な問いかけを回りくどいストーリー展開の中でぶつけてくる。
哲学として結構面白い感じはするけど、画面全体が最初から最後まで物凄く暗いので、楽しくアニメを見ていたい人には向かない。

涼宮ハルヒの憂鬱

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ハルヒと聞くと未だに大半の人はただの萌え系と思っているらしいが、全く違う。ハルヒはかなり強力な日本流のSF作品である。その完成度の高さは原作小説を読むかアニメを見ればまあなんとなくわかる。

BLACK LAGOON
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巨乳美女、ホットパンツ、タンクトップとくれば拳銃。異論をはさむ余地などない。
犯罪大好きなロクデナシ軍団の集まる悪の本拠地みたいな町に色んな事情で吹っ飛ばされた日本人の主人公は、そこで天才的なガンマンで根っからの戦闘者であるレヴィ(CV:豊口めぐみ)に拾われるわけだが…。
実はこの作品の見所はレヴィではない。主人公の男ロックである。最初は善良な日本人であったはずのロックが、街の空気の中で徐々に悪に染まってゆき、最終的には自らの策略でマフィアやヤクザたちを動かしてゆくまでに成長する。その過程で悪に染まってゆく自分自身に戸惑ったり、ロックを眩しげに見つめるレヴィであったり、自らの戦略にロックの策略を利用しようとするマフィアだったり、色んな人々の色んな目によってロック自身が変質してゆく。そこが面白い。二期では悪に変質してゆくロックの本性が表れ始めてますます面白い。

sola
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重度の能登病を発症したため手を出した作品。とりあえずなんか吸血鬼的なサムシングで吸血鬼だから空の下は歩けない的なサムシングな話だったと思うけど、能登ボイス以外何一つ覚えていない。

怪物王女
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マイナー作品だが主役は川澄綾子、脇役に能登麻美子甲斐田裕子とかいう超豪華キャストでお送りするローファンタジー。元は某ニコニコ動画でテクテク冒険記を見ていた所に出てきたものに興味を持ったところから原作漫画まで買うようになってしまった。とりあえず川澄綾子演じるお姫様がやたらにエロい。

BACCANO! -バッカーノ!-

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成田良吾の真骨頂…はデュラララかな。こちらは成田良吾の指鳴らし程度かもしれない。がしかし伏線の作り方や展開の上手さは成田良吾作品の中でもトップクラスだと思われる。なんかとりあえず人造人間の女の子がめっちゃ可愛い。

さよなら絶望先生
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化物語を見た直後ぐらいに過去の神谷浩史作品を振り返る意味で一度見た。なんだかんだで一番よく声を聞く男性声優は神谷浩史になっている気がする。夏目友人帳の新シリーズも楽しみ。絶望先生は内容的には独特のシャフト劇場全開で展開される冷笑系ギャグみたいな感じだが、登場する女の子キャラがみんな独特のフェチ心をくすぐる雰囲気に満ちており、ある意味ではそこらの肌色アニメやロリコンホイホイよりもよっぽどか変態性が強い。

みなみけ
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日常系コメディの金字塔である。井上麻里奈佐藤利奈茅原実里とかいう良い声の女性声優を三人そろえて三姉妹をやるという企画を聞いただけで声ブタならばムズムズしてくるはずである。内容的には普通に普通のギャグだが、二期(だったと思う)だけ大人の都合で鬱アニメになっているので別作品と考えたほうが良い。

 

中編終わりにします。改めて整理してみると自分がどれだけ膨大な量のアニメを見てきたか自分でドン引きします。