一体今までの人生で何本のアニメを見てきたのだろうか、と考えてみるだけ不毛だった。
鬼才虚淵玄によるストーリーと伝説的エロ漫画家である鳴子ハナハルによるキャラデザとあってはもう見ずにはいられない。内容は結構ちゃんとした3Dロボットアクション…に見えるが実は生存する事にかかわる技術哲学だったりする。
快進撃を未だ続けるイカちゃんと新人声優石川界人が演じるレド、そして杉田智和ボイスのロボットとかいう謎の陣営で臨む哲学アニメであるが、やっぱり虚淵玄だけあって本当にキツい哲学を投げつけてくる。鳴子ハナハル先生デザインのエロいキャラがいてくれなかったら破綻していそうな気がする。とりあえず女性キャラは全員何らかの形でエロい。
芳文社伝説黎明期の作品。最近は女子高生のゆるふわ日常系と聞くと殆ど確実に芳文社なので、それ方面に強い会社なんだろうとは思う。何かとりあえずそれなりに面白かったような覚えはあるものの、正直覚えていない。
3Dロボットアニメの正統派…のはずなんだが、あまりお勧めできない。むやみやたらに登場人物が死んだり、むやみやたらに突如エロ展開が始まったりと、とにかく先が読めない展開が続きすぎて見ているこっちの方がハラハラする。
某インタビュー企画で櫻井孝宏が「段々と年齢を重ねるにつれて、独特の面白みをもった配役を振られるようになってきたのがうれしいですね」と語っていたのを思い出す。本作はとりあえず犬(CV:櫻井孝宏)と作家の女(CV:井上麻里奈)だけで成立する作品で、それ以外に何がなんであったのか甚だ分からなかった。
断言しても良いけど、公務員の世界はこんなに楽しくない。
芳文社伝説における金字塔の一つ。通称「きんモザ」。英語ペラペラ声優を二人も起用して何かそれらしい英語を喋らせ、主人公は鬼畜こけし(CV:西明日香)とかいう狂気じみた布陣で臨んだ現代ロリコンホイホイにおける最高傑作である。
本作品の終了以降「きんモザ難民」とか「難民」とか言われるロリコンクソ野郎どもが大挙してさまよったことでアニメ業界に新たな潮流を生み出してゆくことになり、そこから最先端のロリコンホイホイ工学が発展して行く事となる。
いいなあこんな楽しい大学生活があるなら俺も中央大学行きたかったなあ、と本気で思える。オタクな若者たちがオタク仲間たちと集い、その中でオタクな女の子やオタクな男たちの恋愛ありすれ違いあり衝突ありの「まさに青春!」みたいな葛藤を描く。
一期と二期とで声優も全部変更になっているため、雰囲気が全く違う。個人的には上坂すみれ演じる眼鏡っ子(二期登場)が可愛らしくて大好きだった。
いいよねえ、大学生ってこんなに楽しいんだってさあ…嘘みたいな話だよねえ…
私の大学生活なんて教科書と手書きのレポート400枚超と嘲笑の嵐だけしかなかったよ…こんなのウソだよ…ウソだと言ってよ…
原作の出来が好きだった。いや原作小説からしてそうなのだが、どこか「欠け」があるのだ。その「欠け」ている部分が何かとても大切な部分なのだが、それが原作小説にもアニメにも無い。で、普通はそういう作品をあまり評価する事は無いのだけれども、この作品については原作小説もアニメも、その「欠け」ている何かが非常にズキズキと疼いて切ない感情に襲われる。
モテない男子が世の中に存在するように、全くモテない女子…その名も「喪女」が存在するというのはまあ考えてみたら当たり前の話ではあるのだが、喪女という存在をここまであけすけに描いてしまっては最早身も蓋もない。橘田いずみが渾身の演技を見せる主人公の女の子はどうにも雰囲気が暗く、ひきこもりがちでズボラな女の子である。それがあの手この手でとにかくどうにかしてモテようと奮闘するのであるが、毎回大失敗しておかしな事態に陥ってゆくとかいうクソ女のクソ女によるクソ女のため物語をそのままアニメにした感じ。地味ながらかなり面白い。