垂直都市に降る雨

東大院卒が綴る思索の影_記事の内容は全て個人の意見です。

独断と偏見の塊による、声豚による声豚のための入門分類:女性声優編4 「技量と個性の領域」

あまり個性的なボイスを持つだけが声優ではなくて、個性というものは演技技術で作っていく!という方向性で戦う声優さんもいます。というわけで、声というよりは演技力で個性を象る型の声優さん(クール方向)を紹介していきます。

 

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はい、というわけで次に紹介してゆくのは図中右方向です。

雪野五月さん

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(強い+しなやか)
・画像は「犬夜叉」より「日暮かごめ
しなやかで美しい声ながら強烈に芯の強い声であり、昔は犬夜叉でもしなやかできれいな女の子の印象の強いキャラを演じていたが、昨今ではしなやかさと地声の強さの両面で鳴らす「強い女」型のキャラクターを演じている印象が強い。「銀魂」のお妙さんなどコミカルで二面性を持ったキャラクターを演じる事もでき、中堅~ベテランの域にある声優ながら活躍の場は年々広がっている。

明坂聡美さん

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(しっとりボイス)
・画像は「てさぐれ!部活もの」より「佐藤陽菜」
きわめてわかりやすく典型的なしっとりボイスであり、演じるキャラは何となく巨乳なイメージが付く。実際巨乳キャラを演じる事が非常に多い。最初期は凄まじい棒演技であったが、驚異的なスピード感で成長を遂げ、年齢を重ねるにつれて声が低くよりしっとりとした色っぽいボイスになっている。最近では「アカメが斬る!」の「エスデス」など、低くてしっとりして色っぽい聞き惚れボイスは年々進化してゆく。

 

真田アサミさん

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(しっとり+ねっとり)
・画像は「デート・ア・ライブ」より「時崎 狂三」
「ストーカーみたいな声」と評された事があって本人はたいそう傷ついた、みたいなことを絶望放送で語っていたが、実際「ストーカー(美女)」みたいなねっとりしてしっとりした良い声である。時崎 狂三とかは本当に大好きな役どころだったんだけども、最近はご結婚されて以来声を聴く機会が減っているのが残念。

 

前田玲奈さん

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(色っぽいボイス)
・画像は「それでも世界は美しい」より「ニケ」
最初登場した時は「林原めぐみか?」と誰もが勘違いしたという。若いころの林原めぐみに声がかなり似ており、つまり林原めぐみボイスを少し軽くした感じに近い。色々な役どころを演じており今後の成長が期待される。ニケの演技はとても素敵だった。

 

上田麗奈さん

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(演技幅すごいタイプ・しっとり)
・画像は「Dimension W」より「百合崎ミラ」
声にさほど強力な個性が無いが、それを逆手にとって驚異的な演技幅で演技する天才ルーキー軍団の一人。実際の所その声はしっとりとした美しいボイス…という以上の話ができないぐらいあまり個性が無いが、そのためにありとあらゆるキャラの役どころにしっかりハマる声が毎度毎度絶妙に実現される。

 

豊口めぐみさん

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(ハスキー低音・演技幅すごいタイプ)
・画像は「BLACK LAGOON」より「レヴィ」
未だにどの声が本当の声かわからない型。基本的には低音ハスキーで色っぽい声の女性を演じる事が多いが、その声域は尋常じゃないぐらい広く、実は普通の女の子からロリまで声が出せるという。実際聞けば聞くほど「え?これが豊口さん?」みたいなことが増えて行くため、未だにどの声が本当の声なのかわからない。年齢を重ねるにつれて更にそういう事が増えてきてやばい。

 

鳴村侑さん

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(低い・落ち着き)
・画像は「RWBY」より「ブレイク・ベラドンナ
活躍している印象があったので書き込んだけどあんまりまだ活躍していないような印象もある。新人なのかと思ったら中堅ぐらいの印象。ただ個人的にはメッチャ好きな声。低く落ち着いた声質ながら少女らしいハリのある声はよく海外ドラマのティーンエージャー役とかで聞くものの理想形であり、実際に吹き替えで大活躍している。

水原薫さん

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(演技幅すごいタイプ)
・画像は「喰霊-零-」より「諫山黄泉」
美少女からロリまで、美少女キャラでは諫山黄泉(最初は普通の美少女なのに段々闇堕ちしてって大蛇丸みたいになるとかいう難役)、ロリでは「らき☆すた」の「日下部みさお」(独特の喋り方で一世を風靡したロリキャラの金字塔の一つ)など、一味違ったインパクトのあるキャラクターを演じると驚異的なキャラクター像を作り上げてくる。実力は凄まじいにも関わらず昔からなぜかハマり役に恵まれず、どうにも声を聴く機会が少ない。

種田梨沙さん

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(凛々しいボイス)
・画像は「ストライク・ザ・ブラッド」より「姫柊雪菜」
種田ネキ早く復活してくれー!現在病気療養中の種田ネキこと種田梨沙は、その凛々しく美しいボイスと妙な所でボロが出る可愛げある性格でアイドル声優業界に殴りこんできた天才である。その声質はとにかく凛々しく芯の強い声であり、同じく凛々しい系列のベテランである川澄綾子とかと勝負を張るレベルで凛々しい。彼女が演じるキャラはとにかく凛々しく&可愛げのあるキャラクターとなる。一秒も早い復帰が声豚・アニメ業界・アニオタの各所から待ち望まれている天才ルーキー軍団の一人。

藤村歩さん

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(きれいボイス)
・画像は「機動戦士ガンダムUC」より「オードリー・バーン
正直あまりボイスを聞く機会が無いためガンダムUCでの印象が非常に強いが、それに反して調べてみるとありとあらゆる所でありとあらゆるキャラをやっている。凛々しくきれいなボイスで、あまりぶっちぎった演技をしている印象は無いが、実際には極めて色んな役柄を持った声優さんであると調べて分かった。というか毎回キャラに入り込みすぎている上に、声にメチャメチャ特徴があるほうではないので、アニメ見終わった後のキャスト表で「え?これが藤村さんだったの?」と驚くことが非常に多い。

 

千葉妙子さん

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(ハスキー・色っぽいボイス)
・画像は舞-HiME」より「玖我なつき」
ハスキーで低く、色っぽいボイスである。私は一時期大好き過ぎて彼女の出演作ばかり見ていた。私が見始めた時期に出産・育児に移行し、それにともなう休業期間が多くなってしまっため今は声を聴く機会自体が非常に少なくなってしまい悲しい。とりあえずバイク&ライダースーツ(セクシー)で登場して京都弁女(CV進藤尚美)に付きまとわれ、最後の方では京都弁女と百合百合しい関係になるかと思いきや拒絶→京都弁女発狂とかいう頭おかしい流れで大活躍する色っぽいヒロインである「舞-HiME」の「玖我なつき」が本当に大好きだった。

浅野真澄さん

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(凛々しい・利発・クール)
・画像は「PSYCO-PASS」より「青柳璃彩」
最近ナレーションで声を聴く事が多い気がする。その声は凛々しくクールで大人の女性らしい落ち着いた声ながら、利発な可愛らしさをどこかに隠し持っているかのようなボイスであり、演じるキャラの幅は非常に広い。基本的にはクールで大人な女キャラや母性・知性の溢れるキャラを演じる印象が強い。声優以外にも童話作家とかファイナンシャルプランナーとかありとあらゆる方面で活躍する多芸多才な人物である。

 

大原さやかさん

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(クール・色っぽい・リアル寄り)
・画像は「アルドノア・ゼロ」より「界塚ユキ
声優業界セミベテラン勢の最強声優の内の一人であり、クールで色っぽくてリアル寄りなボイスの完全完璧な中央値。そのボイスはクールな方面、色っぽい方面、リアルっぽい方面の三つの方向に対して完璧すぎるぐらい完璧な適性を持っており、アニメで登場するときはさの三つの軸を絶妙に調整してあらゆるキャラにぴったり合わせた演技を披露してくれるが、その地声はきわめてフラットで耳にスッと入ってくるボイスであるため、アニメ以外にも京王電鉄やら京浜急行やらの鉄道アナウンスボイスを担当しているとかいう驚異的な仕事をしている、名実ともに最強格の声優さんである。

井上喜久子さん

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(二極化(しっとり・ド低音))
・画像は「おねがいティーチャー」より「風見みずほ
井上喜久子、17歳でーす!」「おいおい!」で始まる伝説的宗教である「17歳教」の教祖にして声優。その声質はしっとりして美しい女の子らしいボイスが主体であったが、どこかのタイミングで突如ド低音でこわいおばさんみたいなボイスに覚醒し、低くカッコいい声の女性も演じられるようになった。

甲斐田裕子さん

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(クール・カッコいい・低音・ハスキー・凛々しい)
・画像は「機動戦士ガンダムUC」より「マリーダ・クルス
クールでカッコいい若い女の子を演じるとこの人の右に出る者は未だにいないと思える。その声は底冷えするほどにクールで凛々しく、また低音で少し擦れてハスキーさも持ち合わせているのが特徴である。カッコいい女性キャラを演じる声優さんとしては五本の指に入るぐらいのカッコいい女性声優であり、中の人も結構イメージ通りの凛々しい美人だったりする。ガンダムUCでのマリーダさんのファンは多く、最終巻での展開に対するマリーダさんファンからの非難の声は未だに非常に多いという。